2022年1月15日(土)福岡県春日市のパチャママヨガハウスさんで「足&脚を整えるWS」と題しまして2回シリーズで骨盤から下肢までを知って・感じるワークショップを開催しました。
この2つの足は、その小さな面積で身体の全体重を支えています。
車だってタイヤがパンクすると走れなくなるし、
建物だって、基礎がしっかりしてないと傾きますよね(;
人間の土台は足です。
さあそれでは「足&脚」のアライメントを整えましょう!
一日何度も曲げ伸ばしする「膝」
「膝」の伸展動作は「人体で最も筋力の強い関節運動の一つ」と言われています。
膝の関節は、大腿骨(太ももの骨)、脛骨(スネの骨)、膝蓋骨(ひざのお皿)、靭帯、軟骨、半月板で構成させていて、骨をつなぐ靱帯は、ひざの前後左右の動きを支えてひざを安定させます。
ひざを正面から見たとき、大腿四頭筋が確認できます。
大腿四頭筋は「大腿直筋」「外側広筋」「中間広筋」「内側広筋」の4つの筋肉で構成される太ももの前側の筋肉です。
なので、「大腿四頭筋」という筋肉はなく複数の筋肉で構成されている複合筋です。
大腿四頭筋は膝蓋骨(ひざのお皿)についているので、
もし、大腿四頭筋が硬かったり、使えている・使えていないなどのバランスが悪ければ、膝蓋骨(ひざのお皿)への影響が考えられます。
大腿四頭筋についてみてみましょう。
大腿直筋
大腿四頭筋の中で唯一、股関節と膝関節の両方にまたがっている筋肉(二関節筋)です。股関節で大腿を屈曲させ、膝関節で伸展させます。
【起始】腸骨の下前腸骨棘、寛骨臼の上縁
【停止】膝蓋骨の上縁、膝蓋靭帯を経て脛骨粗面
【支配神経】大腿神経
【作用】股関節屈曲、膝関節伸展
外側広筋
外側広筋は、大転子外側からひざのお皿(膝蓋骨)を通って脛骨に停止する筋肉です。
外側広筋の役割は、他の広筋群と同様に主に「膝関節の伸展」ですが、内側広筋と共に「膝蓋骨(ひざのお皿)の安定性」にも大きく貢献しています。
【起始】大腿骨の大転子の外側面、転子間線、殿筋粗面及び粗線の外側唇
【停止】膝蓋骨の上縁及び外側縁、膝蓋靭帯を経て脛骨粗面
【支配神経】大腿神経
【作用】膝関節伸展
中間広筋
中間広筋は、太ももの前部の深層にある強力な筋肉です。
太ももの前面から始まりひざのお皿(膝蓋骨)を通ってスネの骨に停止します。
この筋肉も他の広筋群と同様に「膝関節の伸展」させ、「膝蓋骨(ひざのお皿)の安定性」にも大きく貢献しています。
【起始】大腿骨前面の上部2/3
【停止】膝蓋骨の上縁中央、膝蓋靭帯を経て脛骨粗面
【支配神経】大腿神経
【作用】膝関節伸展
内側広筋
内側広筋は、太ももの骨の内側から始まりひざのお皿(膝蓋骨)を通ってスネの骨に停止します。
この筋肉も他の広筋群と同様に「膝関節の伸展」させ、「膝蓋骨(ひざのお皿)の安定性」にも大きく貢献しています。
【起始】大腿骨粗面の全長、内側顆の稜線
【停止】膝蓋骨の上縁内側、膝蓋靭帯を経て脛骨粗面
【支配神経】大腿神経
【作用】膝関節伸展
例えば、
X脚などで膝が内側に入り込んでしまっている方は、「外側広筋が強く(もしくは硬く・縮んで)膝蓋骨が外側に引っ張られている」、「内側広筋が外側広筋と比較すると弱い」など内側・外側のバランスの不均等が原因の一つではないかと考えられます。
内側広筋を鍛えることで内側・外側のバランスが取れひざの安定が保たれます。
戦士のポーズ1( Virabhadrasana 1 / Warrior 1)
このポーズの前足の膝の位置を、「自分の癖はどうかな?」とぜひ目で見てみてください。
新しい発見があるかもしれませんよ。
今回は大腿四頭筋にフォーカスしていますが、膝に関係するのは下腿三頭筋やハムストリングスもあります。
そのお話はまた今度。
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熊本市内の子飼、坪井、並木坂などで活動してます🌱
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