アロマテラピーAromatherapy

アロマテラピー講座、精油のイメージ

アロマテラピーって何だろう

アロマセラピー/Aromatherapy とは、
芳香/Aroma と 療法/Therapy を合わせた造語で、フランス人化学者のルネ・モーリス・ガットフォセによって20世紀前半に生み出されました。

芳香/Aroma & 療法Therapy = 芳香療法Aroma Therapy

フランスを中心に医療面でアロマテラピーを活用するメディカルアロマテラピーが研究され、また、イギリスでは美容・リラクセーションに応用されてきました。

歴史的に見ても、私達人間は数千年も前から信仰・神事はもちろん、衣食住どれをとっても植物がないと生きてはいけないのです。

今では世界中に広がり、受け継がれた植物療法は体系化されて現代医学のもとになっています。

精油やアロマテラピーの研究が進んだ現在では、美容・健康の増進・リラクセーション・スポーツ・介護や医療・予防医学などでも活用されています。

生活の中でアロマテラピーを!
NARD JAPAN認定「アロマテラピーベイシック」が学べます

どなたでも参加できるアロマテラピーの入門講座です。

アロマテラピーの楽しさを実体験しながら、ケモタイプ精油に触れる実習が人気です。

毎日の生活の中でアロマテラピーを楽しみたい!

ケモタイプ精油にご興味ある方、この機会に是非どうぞ♪

参考:ケモタイプ種(化学種)が出来るまで・・・

NARD JAPANについて

NARD JAPAN(ナード・アロマテラピー協会)は、アロマテラピーに関する情報収集と研究開発及びアロマテラピーの正しい知識の普及と啓蒙を図ることを目的とし、ホームケアを希望される一般の方々から様々な専門分野の方々まで、アロマテラピーに関する必要情報を提供していく機構として、1998年に設立されました。

NARD JAPAN(ナード・アロマテラピー協会)はアロマテラピーが、日本及び各国において健全に評価され、普及していくことを目的として活動しています。

NARD JAPANの活動

NARD JAPAN(ナード・アロマテラピー協会)はヨーロッパでのメディカルアロマテラピーの情報発信の中心である研究機関NARD(Natural Aromatherapy Research and Development 代表ドミニック ボドゥー:ベルギー※)の情報を日本の皆様にお届けする目的で設立されました。

2004年より独自のアロマテラピーに関する研究・研修センターを設置して、試験農場にて各種ハーブの育成・栽培、蒸留抽出の実験、ガスクロマトグラフィー等による精油の成分分析を行っています。

また、アロマテラピーの知識が正しく理解され、多くの方がアロマテラピーに接して、活用される機会を広げるよう、日本独自のスクール・セミナーなどの教育・研修のシステムを作り、アロマテラピーの普及・啓蒙活動を行っています。
※現在のNARDは名称をCollege international of Aromatherapy Dominique Baudouxとして活動しております。

講座で使用する精油、植物油、ハーブウォーターについて

NARD JAPANの各認定の講座で使用される基材(精油・植物油・ハーブウォーター)は、以下の条件を満たしています。

これらの基準は、安全且つ適切なアロマテラピーの実践のためには必要不可欠な項目です。

精油

<定義>
芳香植物から抽出した芳香分子の集合体で、成分の添加や除去を一切行っていないもの。化学的に検証を行い、分類したケモタイプ精油。

<基準>
①植物名(学名)、採油方法、採油部位が明らかであること。
②芳香成分、残留農薬、屈折率、比重、旋光度についてロットごとに国内で分析・検査され、結果に問題のないことが確認されており、その結果を公開しているもの。

植物油

<基準>
① 化粧品(化粧油)であること。(シアバターはクリーム)
② 植物名(学名)が明らかであること。(ファーナス油を除く)
③ 全成分表示に酸化防止剤(パラベンなど)が含まれていないこと。(ビタミンE(トコフェロール)は除く)※成分表示参考
④ 脂肪酸組成、残留農薬、酸化、鉛、ヒ素、カドミウム、重金属についてロットごとに国内で分析・検査され、結果に問題のないことが確認されており、その結果を公開しているもの。

ハーブウォーター

<基準>
① 化粧品(化粧水)であること。
② 植物名(学名)が明らかであること。
③ 水蒸気蒸留法で採ったものであること。
④ 全成分表示にパラベンなどの防腐剤が含まれていないこと。※成分表示参考
⑤ pH、残留農薬、鉛、ヒ素、カドミウム、重金属、一般細菌数、大腸菌群についてロットごとに国内で分析・検査され、結果に問題のないことが確認されており、その結果を公開しているもの。

ケモタイプ種(化学種)が出来るまで・・・

学名を見た時に、科・属・種が同じであっても、植物が生育する土壌や気候、風土などの自然環境により、含有する成分が大きく異なることがあります。

なぜなら、植物は動物とは違い動くことができませんので、定位置で力強く生き延びていくことが必要になるからなのです。

 日照りが多く雨が少ない気候でも・・・
 栄養分の少ない土壌に生育をしてしまっても・・・
 虫が多く飛来して葉を食いあさることが起きても・・・

どんな状況でも、植物は定位置で出来る限り、その過酷な環境の中で生き延びていく涙ぐましい努力をしています。

例えば、ゼラニウムは、
虫が多く発生した時には、虫に食われる被害を抑えるため、シトロネラールを多く作り出します。

なぜなら、シトロネラールには昆虫忌避作用があります。

虫が嫌がる匂いを作り出し、シトロネラールが揮発することで、回りに生育している植物に虫の飛来を伝える役割も果たしているようです。

このように、同じ学名の植物でも自然環境の違うところに生育したものを、成分分析してみると、その自然環境に適合した成分が植物から検出されます。

これらを、「ケモタイプ種(化学種)」と呼んでいます。


化学成分的に何を多く含有するかにより、期待する効果や香りが異なります。


具体的に、シソ科のタイムを見て見ましょう。

 Thymus vulgaris CT1 (Linalool)
 Thymus vulgaris CT6 (Thymol)

この2種類は、シソ科、タイム属、ブルガリス種は同じですが、自然環境や蒸留時期によりリナロールを多く含有した精油をCT1(ケモタイプ1)と言い、チモールを多く含有した精油をCT6(ケモタイプ6)と言います。

同じタイムですが、CT1リナロールを70%前後含有するため香りの印象もかなりリナロールの甘みのあるフローラルな香りがします。

一方、CT6フェノール類(チモール)を30%前後含有するため香りは薬品臭の印象が強いのです。

株式会社 健草医学舎 公式サイトより引用