アロマとヨガ

いい香りに包まれるとリラックスしたり、集中したりできますよね。
心と身体を整える、アロマテラピーとヨガってとても相性がいいんです。

私達の身体は、常に呼吸し、食べて、動いて、休み、排出する、の繰り返しですよね。
そこには植物がないと生きていけないことを示してますね。

植物のパワーを凝縮したエッセンスである「精油」を利用して、ヨガを行うと、ただその香りをかぐだけでも「呼吸」が深まります。

アロマに触れて、呼吸を深くする「アロマヨガ」ぜひご参加ください♪

アロマヨガの効果

  1. 呼吸を深くする

    ヨガは呼吸を大切にします。
    鼻から吸気に芳香成分が加わることでさらに深い呼吸ができます。

  2. リラックスできる

    芳香成分によって自律神経やホルモンバランスが整い、イライラやくよくよなど心のバランスが整います。
    また、緊張している筋肉を緩める成分を利用することで心身ともにリラックスできます。

  3. 集中力が高まる

    芳香成分には様々な特徴があります。その成分が「鼻から脳へ」直接届くことでリラックスとともに集中力も高まります。

  4. 美肌、ダイエットなどの効果が高まる

    分子量の小さい精油成分は皮膚の表面から吸収され体の中へ運ばれます、芳香成分によってはお肌を整え、身体の中から整えます。

精油の身体の中へ入るルートについては「精油について」のページをご参照ください。

精油のご紹介

いろんな精油がありますが、ここではほんの一部をご紹介します。

ラベンダー・アングスティフォリア
ラベンダー・アングスティフォリアの画像

さまざまな作用を持ちますが、鎮痛作用、鎮静作用でこころを鎮めてリラックス、筋緊張を緩めてリラックス、不眠やストレスなどを包み込んで癒してくれます。

香りラベンダーの代表格。爽やかな甘い香りは、気持ちを穏やかにしずめてくれます。
学名Lavandula angustifolia ssp. angustifolia
科名シソ科
蒸留部位花穂
主な産地フランス
効果心:緊張が和らぐ、心が落ち着く、安眠、抗うつ など
体:消化器・呼吸器等筋肉の痙攣、肩こり、皮膚のかゆみ など

「ハーブの女王」と言われているラベンダーですが、ヨーロッパ各地で盛んに品種改良が行われたことや、交雑種を生じやすい性質のため、分類に関しては現在も研究が進められているそうです。

ラベンダー・アングスティフォリアは、別名があり「真正ラベンダー」「イングリッシュラベンダー」「ファインラベンダー」「コモンラベンダー」とも呼ばれています。

オレンジ・スィート
オレンジ・スィートの画像

フルーティーで甘酸っぱい、空気をまるごと洗って浄化してくれる、柑橘系の代表的な香りです。ネガティブな感情を一掃して気分を明るく前向きにしてくれるます。

香り爽やかで甘いフルーティな香りは、気分を明るく高揚させ、リフレッシュさせます。
学名Citrus sinensis
科名ミカン科
圧搾部位果皮
主な産地イタリア、ブラジル、モロッコ、パラグアイ、コスタリカ、メキシコ
効果心:不安からの脱却、前向きになる、ストレス緩和 など
体:ストレスからくる胃痛、胸のつかえ、駆風(腸内に溜まったガスを排出) など
注意事項希釈して使用することが望ましい。
(オレンジ・スィート精油全体の作用により皮膚刺激の可能性があるため。
ゼラニウム・エジプト
ゼラニウム・エジプトの画像

ヨーロッパでは昔から魔除けとして建物の窓際に飾ったり建物の周囲に植えていたゼラニウム。葉を優しく触れると精油とはまた違ってレモンのような爽やかな香りがします。

可愛いいピンクのお花の開花期は早春~晩秋(4~6月、9~11月頃)。育てやすい植物ですよ。

香り甘くバラに似た香りで、わずかにミント的なグリーン調の香りがします。
学名Pelargonium x asperum
科名フウロソウ科
蒸留部位
主な産地エジプト
効果心:不安、ストレス、うつなどネガティブな感情包み込みリラックスさせてくれる など
体:切り傷・出血などの止血として、神経バランスの回復、真菌症 など
ユーカリ・ラディアタ
ユーカリ・ラディアタの画像

スッキリとした香りは、沈んた気分を高揚させてくれます。
ユーカリの種類は約600品種以上あるといわれており、そのうちコアラが食用するのは12品種ほどといわれています。
ユーカリ・ラディアタはユーカリの中でも刺激が少なく安心して使用できる精油の一つです。

香りツーンとした爽快な香りです。1,8シネオールを70%ほど含んでいます。
学名Eucalyptus radiata ssp. radiata
科名フトモモ科
蒸留部位
主な産地オーストラリア、南アフリカ共和国、ポルトガル
効果心:ポジティブ、元気、前向きになる、やる気がでる など
体:免疫調整、去痰、呼吸器系の炎症 など
ペパーミント
ペパーミントの画像

セイヨウハッカ(西洋薄荷)、コショウハッカとも呼ばれ、ウォーターミント(Mentha aquatica)とスペアミント(Mentha spicata)の交配種です。
スッキリとした爽快感のある香りで、雨やガムなどのお菓子類やハーブティー、歯磨き粉、シャンプーなどの日用品、化粧品など幅広く使われています。

香りも馴染みがあり好む人も多いので幅広く活用できますが、禁忌事項に十分注意しましょう。

香り爽快感では代表的な香りで、甘さの中に清涼感があり心をフレッシュにします。
学名Mentha x piperita
科名シソ科
蒸留部位全草(根以外)
主な産地フランス、インド
効果心:元気が出る、リフレッシュ、クリア、前向き、落ち着く、 など
体:頭痛、胃のむかつき、鼻・喉の痛み、筋肉痛、肩こり、疲労 など
禁忌事項・3歳未満の乳幼児には使用しない。
・妊婦、授乳中の産婦用心、てんかん患者には使用しない。
・広範囲に使用しない。
注意事項・3歳以上の幼児には、長期間・継続的・広範囲に多量の使用は避け、低濃度で注意し使用する。
・高血圧症の人には、長期間・継続的・広範囲に多量の使用は避け、低濃度で注意し使用する。
ティートゥリー
ティートゥリーの画像

自生地のオーストラリアでは、先住民のアボリジニが健康には欠かせない木として大切に利用してきた植物で、感染症や傷などに対する万能薬として利用されてきました。

抗菌、抗真菌、抗ウイルスなどを持ち合わせているので、様々な感染症予防としても期待できます。

香りフレッシュでスパイシーな香りは、沈んだ気分から立ち直らせてくれるでしょう。
学名Melaleuca alternifolia
科名フトモモ科
蒸留部位
主な産地オーストラリア、ザンビア、南アフリカ共和国
効果心:沈んだ心の回復、活力をくれる、勇気を与える など
体:ニキビや粥になどの皮膚トラブルや水虫、鼻・喉の炎症 など
レモングラス
レモングラスの画像

レモンソウ、レモンガヤとも呼ばれるインド原産の植物で、熱帯から亜熱帯地方で栽培されている多年草です。タイ料理やハーバティーとしても親しまれています。

レモン似た香りはストレスを開放してくれます。

香りあたたかくグリーンな印象の中にレモンの香りがします。極度の緊張感の緩和に。
学名Cymbopogon citratus
科名イネ科
蒸留部位全草(根以外)
主な産地中国、ジャワ、グアテマラ、インド
効果心:ストレス・緊張からの開放、リラックス、前向き など
体:肩こり、筋肉痛、むくみ、冷え、デトックス など
禁忌事項50%以下に希釈して使用する。
リトセア
リトセア(日本名:アオモジ)の画像

リトセアには、Litsea cubeba とLitsea citriodora の2つの学名があり、両者ともリトセア(日本名:アオモジ)を指します。
果実にレモンに似た香りとぴりりとした辛味があるため、ショウガノキ、コショウノキとも言われることがあるようです。

高ぶった心を落ち着かせ、リラックスさせてくれる心地のいい香りです。

香りレモンに似た強い酸味を感じる香りです。憂鬱な気分を忘れさせてくれるでしょう。
学名Litsea cubeba
科名クスノキ科
蒸留部位種子(実)
主な産地中国、ベトナム
効果心:ストレス・不安・不眠などの開放、穏やかさを取り戻す、 など
体:皮脂バランスの調整、食欲不振、胃痙攣、筋肉痛 など
禁忌事項50%以下に希釈して使用する。
イランイラン
イランイランの画像

イランイランとはタガログ語で、「花の中の花」の意味です。
甘美で人を陶酔させるような香り。オリエンタル調の香水に重要な香りです。

香りが強く好みが別れやすいのでブレンドの際は加える量の調整が必要です。

香りジャスミン調の甘美で人を陶酔させる香り。寝室の香りに適しています。
学名Cananga odorata
科名バンレイシ科
蒸留部位
主な産地マダガスカル、コモロ連合
効果心:うつ・ストレス・不安・不眠からの開放 など
体:シミ・そばかす・シワ等スキンケアに、皮脂調整、誘眠、髪を強くする、筋肉痛のケア、胃痙攣 など
パルマローザ
パルマローザn画像

バラに似た香りで肩の力が抜けてリラックスします。スキンケアや皮膚トラブルにも利用されることが多い精油の一つです。

香りバラに似た甘い香りがするので、香水やポプリにバラの代用として使われます。
学名Cymbopogon martini
科名イネ科
蒸留部位全草(根以外)
主な産地ベトナム、インド、ネパール、マダガスカル
効果心:心の疲労・心臓の疲労に、ストレス・いらだち・不安症などの解消 など
体:免疫力を与える、溜まったリンパ液を流す、スキンケア など
禁忌事項原則として出産時以外の妊婦には使用しない。
(ゲラニオールに子宮収縮作用があるため。)

アロマテラピーの楽しみ方について