2021年11月13日(土)福岡県春日市のパチャママヨガハウスさんで「The 腸腰筋 WS」と題しまして腸腰筋を知って・感じるワークショップを開催しました。
(「腸腰筋」なんとなくヨガクラスできいたことあるけど…どこだっけな…)
そうですよね、
そもそも、あたり前に動く体について、筋肉の名前とか位置とか気にしないですよね。
でも、あたり前に動く体だからこそ、動いてくれることに感謝して、少しずつ知っていくこと愛着がわきますよ。
ところで、腸腰筋てどんな筋肉??
体幹深部に位置する、大腰筋、小腰筋、腸骨筋の総称。
そうです、そもそも「腸腰筋」って名前の筋肉ではなく、複数の筋肉の集合体なんです。
大腰筋
【起始】全腰椎肋骨突起, T12〜L4椎体, 椎間円板
【停止】小転子
【支配神経】腰神経叢
【作用】股関節 屈曲, 下肢を固定すると体幹を前に曲げる
専門的な言葉になると、ハードルが高くなりますね。
イメージでみてみましょう♪
手をぶら下げた状態で、左右の肘頭(肘のくりくり)を結びます。
そのライン上が「胸椎12番(T12)」(だいたいミゾオチあたりですね。)
と、
手をL字にして、腰にあてると親指が背部の骨盤(腸骨稜)あたりに触れますね。
その丸美を帯びた左右腸骨稜の上端を結んだラインは、腰椎の4番、5番の間あたりです。(だいたいヘソの少し下のあたりですね。)
なので腰椎4番(L4)は、だいたいヘソ付近となります。
椎体
起始部の「全腰椎肋骨突起」とありますが「肋骨突起」は、椎体の後方側の横(斜め後ろ)の突起状の部分です。
「椎体円板」は、上下に隣り合う椎体の間にあって、厚い円板状をしている線維性軟骨をいいます。
腸骨筋
【起始】腸骨窩
【停止】小転子
【支配神経】大腿神経
【作用】股関節 屈曲, 下肢を固定すると体幹を前に曲げる
腸骨筋は腸骨窩から起こります。(骨盤の内側のイメージです。)
大腰筋とともに鼠径靭帯の下、筋裂孔をくぐって小転子につきます。
まとめると
- 左右にあります。
- T12からL4の椎体(やや斜め後ろ方向から、横、下方向へ)
- 骨盤の内側、腸骨筋と合流(身体の前側)
- 鼠径靭帯の下、筋裂孔をくぐって(恥骨の横)
- 大腿骨小転子につく(若干、後面)
なんともユニークな筋肉ですね!
● 後ろから始まり…横…前…後ろで終わる
● 体の中心にあり
● 上肢と下肢をつなぐ
大きな働き
股関節の屈曲、(ボクサーがパンチからお腹を守るように)丸めるような動き
同時に
身体の安定、骨盤の安定
他にも
腰椎の横側についているので、側屈に関係
感情面では
身を守るために(内蔵を守る)それは「恐怖から身を守る」ように
戦いの場で、この筋肉にスイッチが入るようです。
例えば、
ストレス、とくに目に見えない未来に対する恐怖・ストレス(未来への不安、仕事、病気、介護、お金、生活…)
心的ストレスからも、この筋肉は影響を受けやすいと考えられます。
1日のなかで
平均して約10時間座り姿勢で過ごしているという統計があるほど、
我々日本人は座りっぱなしの生活をしています。
欧米ではこういわれているそうです。
「座りすぎは喫煙と同じくらい身体に悪影響を及ぼす」
日々の過ごし方とともに蓄積する筋肉の不均等は、腸腰筋の状態へ影響します。
普段から足を組むクセが多い方や、猫背、反り腰の方は要注意です。
まずは普段のご自身のクセを知り、
その姿勢で固まってた筋肉を緩め、伸ばし、細かい意識で深層部へアプローチし、強化することでバランスを維持できるカラダへと変化していきます。
フォーカスして体の中を覗いてみると、
色んな発見がありますよ。
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熊本市内の子飼、坪井、並木坂などで活動してます🌱
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