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ヨガ講座

お尻の筋肉を理解するワークショップ-②


2022年6月11日(土)福岡県春日市のパチャママヨガハウスさんで「お尻の筋肉を理解するWS」と題しまして2回シリーズでほぐして、鍛えて、持ち上げるワークショップを開催しました。

今回は、“ 大腿と臀筋のつながり ”を感じていきましょう

お尻の筋肉

後面から見た骨盤周りの筋肉の説明イラスト。左:中臀筋、大臀筋、大腿筋膜張筋、腸脛靭帯、右:小臀筋、外旋六筋(梨状筋、上双子筋、下双子筋、外閉鎖筋、大腿方形筋、内閉鎖筋)

大殿筋は人体でトップ3の筋肉

【起始】
浅層線維:腸骨稜、上後腸骨棘、腰背腱膜、仙骨、尾骨
深層線維:腸骨翼の殿筋面、仙結節靭帯

【停止】
上部:大臀筋膜の外側部で腸脛靭帯に移行
下部:殿筋粗面

【支配神経】
下殿神経

【作用】
股関節伸展、外旋上方
筋束:股関節外転上方
筋束:股関節内転

付着位置から仙骨と骨盤の関係をみると、どちらかの大臀筋の弱さがあると仙骨、尾骨の位置にも影響が生まれることがわかります。

もちろん骨盤の傾きにも関係が生まれますから、自分の骨盤の位置が前傾しているのか後傾しているのかを知ることはとても重要です。

中臀筋

【起始】
腸骨外面(前殿筋線と後殿筋線の間)

【停止】
大転子

【支配神経】
上殿神経

【作用】
股関節の外転、前部の筋は内旋

小臀筋

【起始】
腸骨外面(前殿筋線と下殿筋線の間)

【停止】
大転子

【支配神経】
上殿神経

【作用】
股関節の外転、内旋

筋肉の付着位置から骨盤、股関節、脚の動きを観察し
アーサナを通して自分の身体を深く観察して見ましょう。

何か発見があるかもしれません。

Ardha supta Virasana
アルダスプタヴィーラアサナ, Half Reclining Hero Pose, 仰向けの英雄ポーズ, のバリエーションの写真です。

Ardha supta Virasana
アルダスプタヴィーラアサナ
Half Reclining Hero Pose
仰向けの英雄のポーズのバリエーション

左右差を感じて時間をかけて伸ばします。

Supta Padangusthasana, スプタパダングシュターサナ, Reclining Big Toe Pose, 仰向けで足の親指をつかむポーズのバリエーションの写真です。

Supta Padangusthasana
スプタパダングシュターサナ
Reclining Big Toe Pose
仰向けで足の親指をつかむポーズのバリエーション

しっかり脚を伸ばし上げる時、腹筋を使うことも重要です。
骨盤は安定できていますか?
左右のお尻は同じ体重でしょうか?
膝の裏を伸ばすと何が起きますか?

集中して身体を観察することは非常に興味深く面白いです。

ご参加いただいた生徒さんが1ヶ月毎日ワークを続けた結果…『柔軟性が上がってお尻も硬くなってきた』という成果もあったようです。

ご参加いただきありがとうございました。
また皆様とお会いできることを楽しみにしているます。